「しんぶん赤旗」2015/11/11
小卒まで医療費無料
長崎・市民のつどいで討論
 住民や労組、民主団体などでつくる「くらしと地域を考える長崎市民の会」(吉田省三代表委員)は7日、「市民のつどい」を長崎市で開きました。約30人が市政のさまざまな問題について討論しました。

 事務局の渕上剛幸氏が今年度の政策要求のうち、小学校卒業までの子ども医療費の無料化など実現したものを紹介。来年度の政策要求として冒頭は@安保関連法の廃止A「個人番号法(マイナンバー制度)」の執行の停止―とし、▽中学校卒業まで子ども医療費の無料化▽高すぎる国保料の引き下げ▽雇用問題の改善▽市民から合意が得られていないMICE(マイス=国際会議場など大型施設)建設の白紙撤回▽三菱重工長崎造船所に平和産業に徹するよう要請させる―などを掲げました。

 討論では、長崎大学が住宅密集地に危険な細菌を取り扱う施設の建設を計画しているBSL―4(バイオセーフティレベル4)問題をはじめ、三方山産廃水源汚染問題における神浦ダムの水質保全の取り組みなどが取り上げられました。