長崎県労連大会
総力挙げ安倍政権を退陣へ
 長崎県労連の第28回定期大会が13日、諫早市たらみ会館で開かれました。戦争法案をめぐる緊迫した情勢のもと、改憲と「戦争する国」づくり、労働者使い捨て社会を許さず、労働者・県民の要求実現、「1万人県労連」をつくる活動に全力をあげる方針を討論、決定しました。

 大場雅信議長はあいさつで、「安倍首相は国民の6割が反対しているにもかかわらず『戦争法反対は組織された一部の反対に過ぎない』と強行しようとしている。そもそも違憲の法案だ。安倍氏に首相の資格なし」と強調。安倍政権そのものを退陣に追い込む大闘争を呼びかけました。

 運動方針提案で鳥巣雄樹事務局長は、改憲阻止の取り組みとして、憲法共同センターへの結集を軸に「1001人委員会」「平和センター」との共同行動に取り組んできたと報告。「息をするようにウソをつく」安倍首相を批判し、組織の総力をあげたたたかいで戦争法案を廃案に追い込もうと提案。働くルール確立と安倍「雇用改革」阻止、持続可能な地域社会への転換を求めるとりくみなどを15年度の重点課題としました。代議員からは18歳選挙権と主権者教育のあり方(高教組)、組合員拡大と青年分野での取り組み(県医労連)、石木ダム計画撤回の取り組み(年金者組合)などが語られました。

 日本共産党の堀江ひとみ県議、全労連の斉藤寛生常任幹事が来賓として出席、堀江県議は超党派の議員14人で「安保法案の慎重審議を求める意見書」を本会議に提出することを紹介、「本気で戦争法案を止める」決意をのべました。

 大会に出席した役員と代議員約80人は「戦争NO!  9条守れ」のパネルを手に国道34号線でスタンディング宣伝を行い、ドライバーに戦争法案ゼッタイ廃案をアピールしました。

新役員◆議長=大場雅信(高教祖)◆副議長=中里研哉(建交労)/里正善(自治労連)/溝口一彦(医労連)◆事務局長=鳥巣雄樹(自治労連)、以上再◆事務局次長=藤本啓介(県国公)新