支援する会が早期開門求め集会開く

  有明訴訟を支援する長崎の会は4日、国に1日も早い諌早湾締めきり堤防の開門を求める「9.4長崎集会」を長崎市で開き50人の市民が集いました。

 有明訴訟弁護団の馬奈木昭雄団長(写真)が報告に立ち、国が「漁民の開門請求権は消滅している」という主張について、「佐賀地裁でも国が主張し問題にもされなかった迷論」だと指摘。さらに「国がそう言うのなら、開門反対の漁民にも請求権はないはずだが、それは言わない」と、国の態度を厳しく批判しました。そして「福岡高裁のは絶対にゆるがないものだ」と強調しました。

 集会では、「調整池から汚染水で海が汚れ、今年のカニ漁は最悪で本当に苦しい。1日も早く開門してほしい」(島原漁協)、「今まで汐干狩の収入で組合の運営費に充てていたが、貝がとれなくなり今年はそれさえも出来なかった。湾外でも赤潮で3000匹の養殖魚が死んだと報道されている。早期開門めざし頑張りたい」(雲仙漁協)と漁民の代表が実情を訴えました。
 
 最後に参加者は「開門めざし団結して頑張ろう」を唱和し、今後の奮闘を誓いあいました。