戦争法案必ず廃案に
 学習と決起の集い開く

 憲法改悪阻止長崎県共同センターは20日夜、長崎市内で「安保法案絶対通すな!学習と決起のつどい」を開きました。

 原章夫弁護士(元長崎県弁護士会長)が講演し、「憲法」と「立憲主義」とは何かについて、基本点を詳しく語り、「憲法は権力者が守るべきもので、国民は守らせることが大事」と強調しました。さらに「自衛権」と「集団的自衛権」について詳細に説明し、「集団的自衛権の行使が可能」という政府などの見解を厳しく批判しました。
 
 また、安保保障法制で「中国や北朝鮮への抑止力になる」「3要件や国会の議決が歯止めになる」「積極的平和主義が今こそ必要」など、安保法案をめぐる焦点の問題については、「観念的な議論でなく具体的事実から考えることが大事」とする立場から解明。そして「強行採決を許さないために、さらに運動を広げるために力を尽くそう」と呼びかけました。

 講演のあと質疑応答や参加者からの意見表明があり、戦争法案に反対する若者たちでつくるN-DOVE(エヌダブ)のメンバーは、「どこの国の人々とも戦わないために、私たちは安倍内閣とたたかっています。長い間運動を続けてこられたみなさんのことを、とてもリスペクトしています。23日の2回目の集会成功にご協力を」と訴えしました。