「しんぶん赤旗」2015/0811
被爆70年で追悼 
建交労本部「敬朋墓前祭

 長崎市の赤迫墓地で8日、「敬朋」墓前祭が開催されました。主催は建交労長崎県本部です。
 敬朋は、1977年8月31日に建交労の前身である全日自労長崎県本部によって建立されました。

 全日自労長崎県本部では、原爆や戦争によって家族を失い一人残された組合員が、失業対策事業で多く働いていました。身寄りのない組合員は、死亡後長崎医大に検体に出していました。解剖後に手厚く葬ってくれるからです。
当時の組合員が、引き取り手のない人の墓を作ろうと、長崎市と交渉し、全国の組合からカンパを募り、敬朋を建立しました。

 墓前祭は、2003年から再開し、毎年8月8日に行われています。今年も、長崎県本部と原水禁世界大会に参加している全国の組合員26人が参加しました。

 建交労中央本部の赤羽数幸委員長の挨拶の後、宗平協の林正道、森修覚さんが読経をあげ、参加者が焼香しました。
 
 最後に、広島県本部と長崎県本部からそれぞれ、戦後の惨禍から生まれた憲法を土台に運動を強化し、核兵器廃絶と戦争法案を廃案にする決意が述べられ閉会となりました。