「しんぶん赤旗」2015/08/06
継承・警鐘をテーマに討論
長崎被爆70年集会

 被爆70年の集会「親子で考えるー被爆者からのメッセージ―継承・警鐘」が1日、長崎市内で開かれました。

 長崎南山小学校コーラス部の歌「祈り」でオープニング。中山高光さん(熊本県被団協顧問)が記念講演し、「大本営発表で原子爆弾のことを特殊爆弾としかいわず、放射能被害も伝えなかった。市民は深刻な被害を受けた」と語りました。被爆2世による「被爆者からのメッセージ」が群読されました。
 
 「継承・警鐘」をテーマに高校生や大学生、青年など4人がパネルディスカッション。被爆3世の久保山弘美さん(活水女子大)は、「安全保障法制が議論されているが、非常に心配。おとなが平和について学べば、子どもにも伝わる。それが大切」と発言。声を出し、行動することの大切さが確認されました。
 山里地区の学童クラブの子どもたちが自分たちで作った「ぼくのわたしの平和宣言」を少しはにかみながら一生懸命発表しました。