「しんぶん赤旗」2015/07/26
危険隠し強行 ひきょう
 長崎の若者たちが立ち上がる

  被爆地・長崎の若者たちが25日、長崎市の中心街で戦争法案反対の集会とデモにとり組みました。青年・学生ら350人が参加。

 全国各地で立ち上がる若者に刺激され、一月前に発足した「N−DOVE」の主催。長崎のNに平和の象徴ハトを合わせました。
 集会では初参加の青年も飛び入りで次々にアピール。大学4年生の筒井涼介さん(21)は「国民が命を落とすリスクを隠して法案を強行するなんてひきょう。ASEAN(東南アジア諸国連合)のように、外交で解決する国になってほしい」と力を込めました。

 連帯して日本共産党の堀江ひとみ県議が、民主、社民の県議とともにあいさつしました。

 核兵器廃絶を求める高校生1万人署名への賛同を参加者に呼びかけるセーラー服の女子高生の姿も。活水高校平和学習部の部員5人で一緒に参加した宮田希さん(16)は「70年前に被爆し、なくなった人たちの戦争は二度と繰り返してほしくはないという思いを、改めて私たちの世代が引き継ぎ、伝えていけたら」と語りました。