「しんぶん赤旗」2015/07/05
石木ダム 「住民犠牲許されない」
長崎・佐世保「真実考える」集会
真島議員あいさつ
 長崎県と佐世保市が川棚町に建設を狙う石木ダム建設について、「石木ダム問題の真実を考える」をテーマにした集会(同実行委員会主催)が4日、長崎県佐世保市で開かれ、約320人が参加しました。日本共産党の真島省三衆院議員があいさつしました。

 石木ダムをめぐっては、県は6月22日に強制収用できる裁決を出し、地権者に8月24日までに土地を明け渡すよう求めています。

 石木ダム対策弁護団の板井優副団長が講演し、治水面と利水面での疑問を投げかけました。アウトドアメーカーのパタゴニア日本支社長の辻井隆行さんが自らの取り組みを紹介し、「環境問題に警鐘を鳴らし、解決していく」とのべました。

 発言した、石木ダム建設予定地の住民、岩下すみ子さんは「必要のないダムのために何で犠牲になれるでしょうか。権力には立ち向かうしかない」と訴えました。

 佐世保市出身の真島議員は、国との石木ダム問題でのやり取りを紹介し、「人ごとのような国の態度に対し、怒りを感じた。国政の場でも徹底して追及していく」とあいさつしました。