「しんぶん赤旗」2015/06/19
石木ダム 工事止め話し合いを
党長崎県委員会が県に申し入れ
 日本共産党長崎県委員会は17日、長崎県庁で石木ダム建設事業に伴う付け替え県道工事について申し入れをしました。

 住民の反対で工事に入れなかった長崎県が先日、早朝5時から工事現場に入るなど、「だまし討ち」的に工事を強行している状況を踏まえ、行ったものです。

 堀江ひとみ県議、山下千秋佐世保市議、久保田和恵川棚町議が出向き、長崎県土木部河川課川内俊英課長らが応対しました。長崎県はこの間、事業推進会派からの申し入れに副知事が応対していますが、「石木ダム建設に抗議している人には会わない」と副知事は面会を拒否しました。

 申し入れの内容は、@付け替え道路工事は即時中止とすることAその上で、地権者との話し合いを行うこと―の2点です。

 堀江、山下、久保田の各氏は、「いまだ地権者の合意が得られていない石木ダム計画を強硬に進めるやり方は絶対に許されない」「事業推進の声だけでなく、反対の声もおおいに聞くべき」だと強く求めました。