「しんぶん赤旗」2015/06/14
長崎・佐世保
自衛隊が武装パレード
原水協・平和委が抗議
 長崎県佐世保市の商店街「四ケ町(よんかちょう)アーケード」で13日、陸上自衛隊と海上自衛隊による合同武装パレードが市民の反対を押し切って強行されました。土曜日で子どもも多い中、迷彩服姿で小銃を掲げて行進しました。

 陸海自の音楽隊を先頭に、陸自西部方面普通科連隊員など約650人がアーケード約300メートルを行進しました。このパレードは、陸自が毎年9月に行っていたものを昨年から6月に変更し、両隊の新人隊員の披露を目的としています。

 佐世保市の原水協(山下千秋理事長=日本共産党市議)と平和委員会(篠崎義彦会長)は約30人で抗議集会を開き、「子どもに銃を見せるな」「若者を戦場に送るな」と抗議の声を上げました。

 抗議集会で山下氏は「憲法違反の戦争法案が国会でつくられようとしている。アメリカの戦争に手助けをするために自衛隊に入った自衛隊員は一人としていないはずだ。憲法9条を守り、戦争できる国づくりノーを示そう」と呼びかけました。