「しんぶん赤旗」2015/06/12
長崎各地
いせだ参院比例候補が調査
石木ダム予定地 住民・支援者ら激励

 日本共産党のいせだ良子参院比例候補は10日、長崎入りし、県と佐世保市が東彼杵(ひがしそのぎ)郡川棚(かわたな)町・石木川に建設を強行する石木ダム建設予定地を視察しました。

 現地は、ダム建設につながる付け替え道路工事の再開をめぐり、交渉しようとする県と「無言の抵抗」で阻止する住民や支援者らの攻防が続いています。

 いせだ候補は、山下千秋佐世保市議の案内で、ダムができれば水の底に沈んでしまう棚田を見学。その後、工事現場付近でたたかい続ける住民・支援者らを激励しました。

 石木ダムをめぐっては、「利水も治水も効果のない不要なダムはいらない。ふるさとの美しい自然を守れ」と13世帯約60人の住民が約50年間、反対し続けています。


諫早湾干拓 案内人「漁場育たぬ」

 国営諫早湾干拓事業潮受け堤防排水門(長崎県諫早市)の開門を命じる福岡高裁確定判決を国が履行せず、開門がされていない問題で、日本共産党のいせだ良子参院比叡候補は11日、諫早湾干拓などの現地を視察しました。

 いせだ候補は、雨の中、諫早市民の案内で干拓農地をまわり、揚水機場と各所排水機場を視察。地盤沈下など現地の問題についても説明を受けました。

 南北の排水門も訪れ、南部排水門では、排水している様子を観察。案内人から「諫早湾は潮流によって泥が巻き上げられ、濁っている方が望ましい。現在の青い海では漁場が育たない」との説明を受けました。