「しんぶん赤旗」2015/05/24
戦争法案反対
基地の街 不安の声
佐世保
 反対署名が短時間で300人近くも集まるなど、「戦争法案」への不安が広がっている“基地の街”の長崎県佐世保市。日本共産党北部地区委員会はさらに反対の声を広げていこうと23日、街頭宣伝をしました。

 セーラー服姿の海上自衛隊員も多く行き交う佐世保市のアーケード街入り口。マイクを握った山下千秋市議が「これまで自衛隊員が誰一人として殺されることも殺すこともなかったのは、憲法9条が歯止めとなっていたから。戦争法案は、その歯止めをなくすもの」と訴えると、多くの市民が耳を傾けていました。演説を終えた山下市議に駆け寄り、握手する姿もありました。

 同市には、米軍基地、海上自衛隊の基地のほか、日本版海兵隊といわれる陸上自衛隊の「水陸機動団」の編成も進んでいます。

 同士の男性(62)は「息子が自衛隊に入るかもしれない。そのときに戦争に巻き込まれることが怖い。一方的にやりすぎている」と語りました。

 「法案自体、よくわからない」といった声も多く聞かれました。女性(20)は「安保法制というが、何が問題なのかわかりにくいことが問題ではないか」と話し、「拙速すぎるのはどうか」と首をかしげました。

 「国際協力は必要」という同市の女性(55)も「駆け込み的に進めすぎている。もっと考えて政治をしてほしい」といいます。

 この日の宣伝には、安江結子松浦市議、山ア一洋平戸市議、仲村吉博佐々町議、久保田和恵川棚町議も参加しました。