「しんぶん赤旗」2015/04/21
平和・暮らし守る議席
反核の願い3氏必ず
市田副委員長
 日本共産党の市田忠義副委員長は19日、長崎市議選の応援に駆け付け、4年前に失った党議席の回復をめざす内田隆英(59)、中西あつのぶ(34)=以上、元=、大石ふみき(37)=新=の3候補必勝を訴えました。

 激しい雨に見舞われた長崎市の繁華街で、安倍政権の暴走に抜本的な対案を示して対決する日本共産党の値打ちを語った市田氏。党議席のない市議会が集団的自衛権行使容認の撤回を求めた請願を不採択にしたことを挙げ、「命がけで反核・平和を貫いてきた党の議席を必ず復活させ、被爆地・長崎市から市民の平和への願いを届ける3人の市議団を」と力を込めると、雨音をかき消す「頑張れ」の熱い声援が響きわたりました。

 定数40を54人が争う前回以上の多数激戦になっている同市議選。改選前5議席の自民は前回落選の元職2人を含む公認7人が立候補。前回10人が当選しながら今回、擁立を8人に絞った民主は、議席を後退させた県議選の結果に危機感を強め、組織基盤の労組が前半戦投票の翌日に「この教訓を胸に次の市・町議選ではより力強い取り組みを」と書いたビラを配るなど、背水の陣で臨んでいます。

 告示に当たり国会議員が各候補の応援に入った公明は、前半戦からこの間、同じ有権者宅を何度も訪問して支持を訴えるなど、改選前の6議席維持へ必勝態勢をしいています。