「しんぶん赤旗」2015/04/15
諫早の未来を考える集い
 諫早湾の潮受け堤防閉め切りから14日で18年を迎える中、市民らでつくる「干潟を守る日2015IN諫早」実行委員会は11日、「井戸端会議 諫早の未来を考える 干潟の再生による諫早の街づくり」を開き、約100人が参加しました。集会はこの時期に毎年開かれているものです。

 鹿児島大学の佐藤正典教授は「干潟と順天(スンチョン)湾」と題して講演。韓国・順天湾干潟には、年間300万人の観光客が訪れ、諫早湾の干潟も同じようにできると話しました。

 元長崎総合科学大学教授の鮫島和夫氏(長崎住まい・まちづくりトラスト代表)は「諫早の街づくり」について講演。多様な自然環境と立地の良さをいかしたまちづくり、「環境博覧都市・諫早」を提案しました。

 意見交換では、「市議や市長に順天湾を視察してほしい」「すばらしいまちづくりをしているところから学ぶことが大事」などが出され、開門を求める漁民からは深刻な漁業被害の報告がありました。