「しんぶん赤旗」2015/03/19
長崎・石木ダム反対団結大会
“建設に緊急性ない”
 長崎県と佐世保市が川棚町・石木川に建設を計画している石木ダム問題をめぐり、石木ダム建設絶対反対同盟は15日、「第36回3・14団結大会」を川棚町で開き、80人を超える参加者が集まりました。大会で参加者らは、計画の白紙撤回を求めることを決議しました。

 地権者の岩下和雄さん(67)は「戦後起こった洪水は河川改修で防げることが確認されており、利水・治水の両面でダムに緊急性はない。私たちは40数年たたかってきた。団結を崩さなければ、ダムは絶対にできない」と話しました。

 地権者の石丸勇さん(65)は、石木ダム反対署名活動や1月18日に開かれた佐世保市での集会成功などの1年間の取り組みを報告。「世論喚起の運動が大切」と話しました。

 決議では、佐世保市の人口減と給水量の減少傾向を指摘。「石木ダム建設白紙撤回に大義あり」と強調しました。

 日本共産党の山下千秋・佐世保市議、久保田和恵・川棚町議も参加しました。