「しんぶん赤旗」2015/02/21
市民のつどい 本島氏を悼む
長崎市
 長崎市役所従業員組合は18日、「第25回自由と民主主義を願う市民のつどい」を長崎市で開き、約40人が参加しました。

 つどいは、「天皇にも戦争責任はあると思う」と発言した当時の本島等長崎市長が1990年1月18日、市役所前で右翼暴力団幹部に銃撃された事件を忘れず、言論の自由と民主主義を守りぬくことを誓い合おうと毎年開かれているものです。

 昨年10月に亡くなった本島氏を悼み、参加者は黙とうしました。

 コミック・エッセー作家の岡野雄一さんが講演。「しゃべりづらい時代に入りかけている。数年前まで感じなかった戦前の空気を感じる」と話し、自身の介護の体験と亡き母の思い出を語りました。

 「言論の自由は暴力で封じ込めることは決して許されない」とするつどいアピールを満場の拍手で採択しました。