「しんぶん赤旗」2015/02/25
長崎県原水協 「チーム長崎」結集
アピール署名4周年のつどい開く
 長崎県原水協は15日、すべての国の政府に核兵器禁止条約の交渉開始を求める「核兵器全面禁止のアピール」署名の4周年のつどいを長崎市で開き、会場を埋め尽くす約110人が参加しました。

 長崎原爆被災者協議会の谷口稜曄会長、長崎原爆病院の朝長万左男名誉院長、平和活動支援センターの平野伸人氏が来賓としてあいさつ。谷口氏は「NPT(核不拡散条約)再検討会議への参加は、今回が最後との思いで臨む」と話しました。

 田上冨久長崎市長、吉田義徳時津町長、浄土真宗本願寺派・光源寺前住職の楠達也氏がアピール署名賛同のメッセージを寄せました。

 日本原水協全国担当常任理事の川田忠明氏が「戦後・被爆70年 核兵器全面禁止へ 被爆者とともに」と題して講演。川田氏は「広島・長崎の惨状を伝えるという草の根の運動の原点が国際政治の場で広がった」と話し、被爆者の声や署名の力が国際世論を動かしている現状を語りました。

 NPT再検討会議ニューヨーク行動の派遣代表から、「『チーム長崎』として核兵器廃絶を呼びかけたい」との決意表明がありました。