「しんぶん赤旗」2012/
土曜人とき
植物と民主主義を愛し
全日本年金者組合長崎県本部大村支部・書記長
大村市在住 濱岸利昭さん(70)
 花や植物のうんちくをつづった『植物あれこれ』が「大村年金者しんぶん」連載100回記念で冊子になりました。2006年2月号〜14年8月号に掲載されたもので、現在も継続して連載しています。「植物のことを調べるのは至福のとき」と語ります。

 1944年、福井県高浜町生まれ。子どもの頃から花をつくるのが好きでした。高校時代、安保や選挙制度の問題の討論をするなど、民主的な学校生活を送ってきました。

 1966年から長崎県の農業高校で造園材料や施工、造園計画や測量などを教えてきました。同時に高教組でも活動し、訣ホで退職しました。

 趣味は囲碁と無農薬の野菜づくり。現在、年金者組合大村支部での園芸サークルでも活動しています。

 こだわりは、「民主主義」。「年金問題を始めとする社会保障制度は民主主義とともに成熟してきた。日本での民意の未成熟さを感じている」と話し、社会保障制度を圧縮・破壊する動きに憤りを感じています。

 「支配者のプロパガンダをうのみにするな。歴史を動かすのは若い人。自分の生活実態に即して真実を探求してほしい」と次世代に語りかけます。
(長崎県・村ア利幸)