「しんぶん赤旗」2014/12/17
核兵器なくし世界豊かに
年の瀬、被爆者に見舞金
長崎県原水協
 長崎県原水協は16日、長崎市の原爆ホーム「恵の丘」を訪れ、全国から寄せられた見舞金を被爆者に贈りました。

 佐藤澄人事務局長、大矢正人代表理事、松本セツ子常任理事の3人が訪問し、被爆者らが笑顔で迎えました。佐藤氏らが「6・9行動」や毎月19日の「核兵器全面禁止のアピール」署名の取り組みを報告し、見舞金を手渡すと、被爆者の代表がお礼の言葉をのべました。見舞金は毎年恒例となっており、施設の拡充などに使われます。

 堤房代施設長との懇談では、堤氏が「被爆2世が『被爆又Nにもなるのに、親の証言を聞いたことがない』と言っている」との話を紹介。大矢氏は「若い人にどういった形で伝えていくかが課題です」と応じました。佐藤氏は「各国の指導者たちは、核兵器をなくして世界は豊かにならなければならないと言っている。署名は自分の思いを形にできる。それが素晴らしい」と話しました。

 午後には、原爆病院を訪れ、見舞金を手渡しました。