「しんぶん赤旗」2014/12/09
共産党に 期待します 政治の邪道ただせ
元社会党県議 城戸 智恵弘 氏
 今度の総選挙で「アベノミクス」が大きな課題としてクローズアップされていますが、秘密保護法や集団的自衛権の閣議決定、つまり、立憲主義を損なうような閣議決定を行うような政治、これが大きな争点になるべきです。一内閣が憲法9条をなし崩し的に壊していく。憲法があってなきがごとくようにするような、集団的自衛権を閣議決定で認めていくやり方というのは「政治の邪道」だと思います。だから、共産党の主張を、声を大にして言うべきで、閣議決定はご破算にしてもらう。どうしても必要というのなら、憲法改正しかない訳ですから。

 共産党に敬意を表したいと思うのは、小選挙区全部に候補者を出している、政党として努力をしていることを評価したい。私は、共産党が終始一貫、政治資金に関係する政党助成金をもらわずに歯を食いしばって頑張っているという清潔な姿勢に、非常に賛同しています。本当にまじめに頑張っていることについて、徐々に支持が広がっているんじゃないかと思っているんです。

 私は、安倍政治の行く末については、危機感を持っています。だから、私はブレない共産党という印象を持っていますので、日頃の主張を総選挙の中で強く訴えてもらって頑張ってもらうと同時に、私は共産党に柔軟な姿勢を求めますね。この柔軟な姿勢というのは、原理原則はしっかりと持ちながら、沖縄知事選挙で示されたような姿勢が大事だと思っています。