住民の反対無視
大村市で自衛隊軍事パレード強行
 長崎県大村市の自衛隊大村駐屯地の部隊は29日、市民の反対を押し切って市中での武装パレードを強行しました。

 同駐屯地は「陸・海・空四部隊合同自衛隊記念行事」として29、30の両日に武装パレードと模擬戦を計画。29日のパレードは、4車線の公道を交通規制した上で行われ、銃をかざして隊列を組み行進しました。装甲車のほかヘリが飛び交い、最後は戦車まで登場し、キャタピラで公道を走り抜けました。

 同駐屯地は「パレードは、日頃の訓練の披露」としていますが、銃をかざした完全武装で行進する姿は、戦前の軍隊そのもの。日本共産党大村市委員会は18日に周辺住民の反対の声が強いとして事前に中止を申し入れましたが、聞き入れられませんでした。

 日本共産党の石丸完治衆院長崎3区候補は「今年は安倍内閣が集団的自衛権の行使容認の閣議決定した中での市中パレード。地域住民の反対を押し切っての戦争への道を突き進む行為であり、決して許されるものではない」と話しました。