「しんぶん赤旗」2014/11/28
合意抜きの協定やめよ
長崎・党地区委が市要請
ウイルス研究施設
 致死性が高く、治療法が確立していないエボラ出血熱などを引き起こすウイルスを研究するBSL―4(バイオセーフティーレベル4)施設を、長崎大学が長崎市内の住宅密集地に設置を計画しています。日本共産党長崎県南部地区委員会は26日、市民の理解と合意を抜きに長崎大学と協定を結び、BSL―4施設設置を認めることのないよう求める申し入れを長崎市にしました。

 内田隆英、津村国弘前市議2氏、中西あつのぶ衆院長崎1区候補、大石ふみき党市民生活部長が出席。内田氏は「安易に長崎大学と協定を結ばないでほしい」とのべ、中西氏も「政府交渉でも、国は『地元の合意が大前提』と言っている」と話しました。市は「安全性の確保と市民の理解と合意が必要との考え方は変わっていない」と回答。津村氏は、住民が取り組んでいる署名と大学内での反対の声を紹介し、「長崎大学は住民の合意も大学内の合意も得られていない」と補足しました。