「しんぶん赤旗」2014/10/31
石木ダムよりくらしに
長崎・堀江県議が総括質疑
 長崎県議会が24日に開いた予算決算委員会で日本共産党の堀江ひとみ県議が総括質疑に立ち、中村法道知事に、県と佐世保市が川棚(かわたな)町・石木(いしき)川に建設を強行しようとしている石木ダム事業について質問しました。

 堀江県議は「強制収用するのは公約違反ではないか。知事の言う『誠心誠意の対応』に深い疑問がある」とただしました。中村知事は「地権者の理解が得られなかったら、強制収用も選択肢となる」とのべました。堀江県議は「地権者らは、50年にわたってダムはいらないと訴えており、和解はあり得ない。誠心誠意対応すると言っても、空文句で何も響かない」と厳しく批判しました。

 堀江県議は、2013年度決算に基づく中期財政見通しについて、「県民のくらしは大変。日本共産党が行った県民アンケートで3人に2人が、くらしがきついと言っている」と紹介し、石木ダム事業、長崎「新幹線」などの大型公共事業に使う予算の見直しを訴えました。