「しんぶん赤旗」2014/10/30
中小企業振興の条例どうつくる
長崎市で講演会
 長崎県地域・自治体研究所は25日、「長崎県の中小企業振興条例をどうつくるか」をテーマにした講演会を長崎市で開き、約35人が参加しました。

 県産業労働部産業政策課課長補佐の本村篤氏が「中小企業・小規模企業の振興に関する条例」検討の背景を説明。研究所の徳永隆行副理事長が中小企業経営者の立場から講演しました。徳永氏は、振興条例が県内では大村市で策定されており、全国的にも活用されている事例を紹介。徳永氏は、振興条例活用においては「地域経済、地域社会の担い手である中小企業の役割を明確化する必要がある」とのべ、「自営業者が当たり前に働いて食べていけるようにしてほしい」と中小業者の置かれた深刻な現状を語りました。

 講演後の質疑では、「県外に需要を求めるのではなく、県内需要を高める必要がある」「中小・小規模の分野の人たちが『決めるのは私たち』と自覚することが重要」などの意見が出されました。

 日本共産党の堀江ひとみ県議も参加しました。