「しんぶん赤旗」2014/10/26
核兵器廃絶あきらめない
長崎「市民大行進」
 長崎市の「世界平和祈念行事実行委員会」(会長=田上富久市長)は25日、国連軍縮週間(24日〜30日)に呼応して「市民大行進」を行いました。幼稚園児から高齢の被爆者まで約3000人が歩きました。

 松山町の平和公園・平和祈念像前から原爆落下中心碑まで歩く行進は、原爆犠牲者の追悼と世界平和を訴えるため、毎年行われています。「受け継ごう 未来の平和 僕たちで」「忘れない 忘れさせない 長崎原爆」などの標語が書かれたゼッケンを胸に、吹奏楽の演奏とともに歩きました。

 出発式で田上市長は「核兵器のない世界を実現することをあきらめないことが大事。あきらめないという思いで歩き続けよう」と呼びかけました。

 行進後、長崎原爆投下時刻の午前11時2分に原爆犠牲者追悼碑の前で参加者らは黙とうしました。