「しんぶん赤旗」2014/10/25
長崎から核兵器ノー
アピール署名実行委が集い
 「核兵器全面禁止のアピール」署名ナガサキ実行委員会は22日、来年のNPT(核不拡散条約)再検討会議に向け、第8回実行委員会で「長崎からNPTニューヨークへ!ステップの集い」を長崎市で開き、約35人が参加しました。

 「長崎の証言の会」運営委員、「長崎原爆の戦後史をのこす会」事務局の山口響さんが「核兵器全面禁止に向けてのナガサキの役割」と題して講演。山口さんは、核兵器の非人道性が国際的に認められてきた現状を話し、被爆「体験者」訴訟や長崎市の原爆放射線影響研究会などの長崎のこの1年の取り組みを話しました。それを踏まえ、長崎にできることとして、@「被爆・被ばく」「被爆体験」の意味を広げて考えるA集団的自衛権行使容認反対B日本政府への圧力―の3点を強調しました。

 講演後、NPTニューヨーク行動代表団の紹介があり、決意した5人が抱負を語りました。

 閉会のあいさつで、呼びかけ人の一人の山田拓民さん(長崎被災協事務局長)は「署名一つにしても、最後の段階に入る。一伸ばし、二伸ばしでも頑張りたい」とのべました。