「しんぶん赤旗」2014/09/27
「核兵器全面廃絶国際デー」
被爆地からうねり
 国連が提唱する「核兵器全面廃絶国際デー」の行動が26日、各地でおこなわれました。独自の署名用紙をつくったり、写真パネルを展示して被爆者が被爆体験を語ったりするなど、多彩にとりくまれました。

 長崎県原水協は、被爆地・長崎から核兵器廃絶のうねりをと、「核兵器全面禁止のアピール」署名を長崎市松山町の平和公園で呼びかけました。

 平和公園を訪れた男性(31)は「(原爆写真パネルの惨状を見て)むごたらしいと感じる。核兵器はない方がいい」とのべました。佐賀県から訪れた男性(23)は「集団的自衛権の問題など、過去の戦争に対しての意識を薄れさせる動きがある中、憲法9条やこういった取り組みが最後のとりでとなる。頑張ってほしい」と話しました。

 夕方にも、浜町アーケード内で同様の取り組みが行われました。長崎原爆被災者協議会はアピール署名とともに「現行法(援護法)の改定を求める請願署名」を呼びかけました。