「しんぶん赤旗」2014/09/10
米軍LCAC夜間航行反対
防衛局に党県委申し入れ
 長崎県西海(さいかい)市横瀬地区に駐機場がある米海軍佐世保基地の水陸両用のエアクッション型揚陸艇(LCAC)の運用問題で、日本共産党長崎県委員会は8日、九州防衛局に対し、米海軍が求めている夜間航行をさせないことや運用・航行の事前通知の実施などを要請しました。山下満昭県委員長、渕瀬栄子・西海市議、内田隆英南部地区副委員長(長崎市議候補)が参加しました。

 市と九州防衛局は、夜間航行を認めない趣旨の協定書を交わしていますが、今年5月に米海軍は市に対し、夜間航行を要求。市は住民の安全が脅かされるとして協議を受け入れていません。

 渕瀬市議は「事前通知もない上に、夜間航行の話しで驚いている。協定を守り、米側にしないように強く言うべきだ」と求めました。内田勝澄基地対策室長は、「米側の運用で、事前通知はむずかしい。(夜間航行については)自粛を要請している」とのべた上で、夜間訓練の強行もありうるのかとの問いに「米側の運用で、ありうる」と回答しました。

 LCACの運用に伴う騒音問題について、市が調査した騒音の数値を示し、運用の実態を把握しているのかとただしたのに対し、室長は「訓練、運用の実態は把握していない」と述べました。