「しんぶん赤旗」2014/09/07
“石木ダムは役立たず”
県の申請に抗議・署名
 長崎県と佐世保市が川棚(かわたな)町・石木(いしき)川に建設を強行しようとしている石木ダム問題で、県が5日、反対地権者の土地の強制収用を可能とする裁決申請を県収用委員会にしました。これを受け、ダム建設に反対する地権者と支援者ら約60人は6日、佐世保市のアーケード内で「石木ダム不要・強制収用させない」と訴えるロングラン宣伝をしました。

 支援者らは「石木ダムは利水にも治水にも役に立たない不要なダム。強制収用は地権者の財産を奪い、基本的人権を踏みにじる行為で決して許されない」と訴え、土地の強制収用をしないよう求める署名を呼びかけました。

 石木ダムについて「知らなかった」という反応も多く、支援者らは「私たちがもっと宣伝しなければ」と話しました。行動は午後1時から5時まで続き、石木ダムの必要性を市民が考えるきっかけとなりました。

 日本共産党の山下千秋・佐世保市議と久保田和恵・川棚町議も参加しました。