「しんぶん赤旗」2014/08/09
被爆指定地域拡大を
赤嶺・仁比・田村氏 原爆病院など訪問
 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、仁比聡平、田村智子の両参院議員は8日、長崎市の「日本赤十字社長崎原爆病院」と「恵の丘長崎原爆ホーム」を訪れ、被爆者を見舞いました。堀江ひとみ長崎県議が同行しました。

 原爆病院では、平野明喜院長が応対し、重複がんなどの被爆者の疾病状況や被爆者医療の現状を説明。赤嶺、仁比両議員は被爆未指定地域で被爆したために国から被爆者として認められていない「被爆体験者」について質問し、仁比議員は「本来、被爆者健康手帳をもらっていておかしくない人たちがもらえていない。抜本的な被爆地域拡大をする必要がある」と話しました。

 平野氏は「病院施設が老朽化しているため、建て替えに向けて国からの補助をお願いしたい」と要望。田村議員は、「被爆2世の問題とあわせて、研究予算を見ていく必要がある」と話しました。

 田村議員が被爆者の女性(94)に花束を手渡し、現在の状況や被爆当時の経験などを聞きました。

 原爆ホームでは、大勢の利用者たちの歌で迎えられました。赤嶺議員が「8月9日が来るたびに原爆ゆるすまじの決意が強まってくる」とあいさつ。田村両議員が花束などを手渡しました。