「しんぶん赤旗」2014/08/02
米軍“拠点化”許さない
原子力空母入港
佐世保市民は望まない
 長崎県佐世保市の平和委員会と原水協は1日、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に配備されている原子力空母「ジョージ・ワシントン」(満載排水量10万トン、乗組員3850人)が同日に佐世保港に入港したことに抗議する集会を市内で開きました。

 参加者は「佐世保の基地強化反対」「日本を戦争する国にはさせない」と唱和し、市民にアピールしました。

 佐世保原水協の山下千秋理事長(日本共産党市議)が「佐世保港を日米双方の出撃拠点として使うことを市民は望んでいない」と批判。市平和委員会の篠崎義彦会長は「佐世保港に原子力空母が二度と入らないように抗議しよう」と呼びかけました。

 集会では、同艦が21日から対馬海域周辺で行われた日米韓合同軍事演習に参加し、その直後の入港であることを指摘し、「日米軍事一体化戦争参加の後押しを迫る」ものと批判する抗議文を採択しました。

 2団体は7月30日に市に対して空母入港に反対するよう要請していました。