「しんぶん赤旗」2014/08/02
石木ダム強行に反対
党県委が県に申し入れ
 長崎県が地権者などの抗議の中すすめようとしている石木ダム建設の問題で、日本共産党の堀江ひとみ・長崎県議、久保田和恵・川棚町議、山下満昭県委員長は1日、長崎県庁を訪れ、「石木ダム付け替え道路工事着工への抗議申し入れ」を行いました。長崎県土木部河川課の野口浩課長(参事監)、浦瀬俊郎企画監が対応しました。

 申し入れでは、県が石木ダムは必要か否かの話しあいをするといいながら、測量調査を実施しようとしたり、付け替え道路工事を着工したりしていると指摘。「32年前の強制測量を思い出させる」との地権者の声も紹介し、長崎県の対応に強く抗議しました。@石木ダム付け替え道路工事をただちに中止することA強制収用につながる石木ダム事業認定を取り下げること―を求めました。

 久保田和恵町議は「暑い中、高齢の地権者が座り込みをしている。心穏やかに過ごせる日々を、提供するのが行政ではないのか」と切々と訴えました。堀江県議は、ダム建設ありきの姿勢を転換し、石木ダム建設は中止すべきだと強く求めました。

 野口課長は、「趣旨を知事にきちんと伝えます」と述べました。