「しんぶん赤旗」2014/07/16
自治体研究所設立総会開く
 住民、研究者、議員、自治体職員の協同によりつくる長崎県地域・自治体研究所設立準備会は13日、設立総会を長崎市で開きました。

 約50人が参加。自治体問題研究所理事長の岡田知弘氏(京都大学大学院教授)が「長崎の豊かな未来のために〜地域循環型経済で拓(ひら)く長崎の未来」と題して講演。岡田氏は、原発問題にふれ、「佐賀県・玄海原発がある長崎にとって重大な問題」と指摘しました。市町村合併の弊害など、地域の問題を事例を挙げて紹介しました。

 岡田氏は「地域が活性化するとは、住民一人ひとりの生活が維持され、向上すること」と定義した上で「長崎ならではの研究活動を」と提言。地域で産業連関をつくり、地域で生み出された富が地域の中で循環することで地域が活性化する循環型の経済活動の必要性を強調しました。

 総会では、規約や役員体制、事業計画などを確認し、県地域・自治体研究所へと移行しました。