「しんぶん赤旗」2014/07/11
カジノ導入 県をただす
堀江県議
 日本共産党の堀江ひとみ長崎県議は3日、県議会6月定例会の予算決算委員会で総括質疑に立ち、カジノを含む統合型リゾート(IR)導入検討事業費について県の姿勢をただしました。

 堀江県議は、ギャンブル依存症の深刻な事例を紹介し、賭博場を設置しないことが依存症をなくす根本的な対策と指摘しました。県の「IR導入によって県民所得の向上と県内経済の活性化をめざしたい。依存症対策には、制度構築が重要」との回答に、堀江県議は「経済的なマイナス要因の検討がほとんどされていない。負の部分の検討はどうか」と依存症患者が増えた韓国の事例を紹介しました。県が「韓国は依存症対策が取られていなかった。リスク検討部会を立ち上げたい」とのべると、堀江県議は「リスク検討部会には、IRに反対する者も入れるのか。推進の者ばかり集めてどうするのか」と追及しました。