「しんぶん赤旗」2014/06/17
憲法から公教育を考える
安倍内閣の政策を批判
 長崎県地域・自治体研究所設立準備会は15日、6月例会を長崎市で開き、約30人が参加しました。活水女子大学文学部の渡邊弘准教授が「日本国憲法から公教育を考える」と題して講演しました。

 渡邊氏は、教育内容の決定は、政治的決定のルートではなく、子ども・保護者・教師・地域住民による日常的な協議などによる決定の「文化的自治のルート」によるべきと強調しました。

 そのうえで「安倍政権の教育政策は『日本をとりもどす』政策の一環にすぎず、アメリカに従属し、財界の要求に基づいた軍事大国化をめざしている」と批判。日本国憲法の原則に基づいた新しい市民的な教育構想・教育制度構想が必要と指摘しました。