「しんぶん赤旗」2014/05/29
米艦船の油流出事故
佐世保市の原水協 市に究明求める
 佐世保市の原水協(山下千秋理事=日本共産党市議)と平和委員会(篠崎義彦会長)は26日、米艦船の燃料流出事故の原因究明などを求め、佐世保市に申し入れました。

 申し入れでは、米海軍佐世保基地を母港とする揚陸艦ジャーマンタウンが21日に燃料流失事故を引き起こし、一部燃料が佐世保湾岸に漂着したことに対し、「火災事故や環境汚染を引き起こしかねない重大事故」と指摘。徹底した原因究明と情報公開、再発防止のため、米軍に海洋汚染防止法などの法令順守をさせるよう求めました。

 末武健志副市長が応対。末武副市長は「漂着した油が米艦船のものか調査中。日米地位協定で、米軍は日本国内法を尊重する義務があるので、海洋汚染防止法の順守を求めていきたい」と話しました。山下氏は「市としても、問題意識を共有していることが確認できた」とのべ、事故の全容と原因究明、責任の所在などを徹底的に追及することを重ねて要望しました。