「しんぶん赤旗」2014/05/15
長崎県原水協総会と講演
被爆地の運動大きく
 長崎県原水協は10日、2014年度定期総会を長崎市で開き、約60人が参加しました。

 日本原水協事務局次長(国際部責任者)の土田弥生氏が「2015年・被爆70年―核兵器のない世界へ扉を開けよう」と題して講演。土田氏は、NPT(核不拡散条約)再検討会議第3回準備委員会を傍聴した経験を報告し、国連や各国政府への要請を行ったことを話しました。「核兵器廃絶には『世論と行動』しかない。署名の意義をもう一度、再認識してほしい」とのべました。

 土田氏は「(日本政府が核兵器の非人道性について署名したことに)私たちの運動が日本政府を変えた」と語り、講演の中で、▽原爆展を開催する▽被爆体験を聞く会を開く▽署名を広く集める―など、被爆70年に向け、被爆地・長崎の運動を大きく広げようと呼びかけました。