「しんぶん赤旗」2014/04/10/
水陸機動団配備に反対
佐世保 原水協など市に申し入れ
 陸上自衛隊に水陸機動団(日本版海兵隊)をつくり長崎県佐世保市に配備しようとしている問題で、同市の原水協(山下千秋理事長=日本共産党・佐世保市議)と平和委員会(篠崎義彦会長)の6人は9日、朝長則男市長に水陸機動団佐世保配備反対を申し入れました。

 申し入れでは、解釈改憲や自衛隊の軍隊化など安倍政権が戦争する国づくりのために“暴走”していると指摘。海兵隊的機能を持つ水陸機動団の配備は、佐世保市の平和都市宣言や佐世保市民の願いとも真っ向から反するものとして、@部隊配備に反対A憲法9条を守り、集団的自衛権行使の解釈改憲に反対の立場を表明―を求めました。

 山下氏は、「戦争する国」を許さないと、秘密保護法廃止の運動が全国で広がっていることを紹介し、「水陸機動団佐世保配備は、安倍政権の集団的自衛権の基盤づくり。武力行使ができないという歯止めを取り払うことで、殺し・殺される国となる」と強調。市に地方自治体としての役割を果たすため、国の方針に「協力できない」との意思を示すよう求めました。市側は朝長市長に伝えるとのべ、「今後も議論していきたい」としました。