「しんぶん赤旗」2014/3/23
カジノ問題を考える会結成
 佐世保 ハウステンボスに誘致反対

 佐世保市で22日、市民有志による「カジノ問題を考える会」が結成され、同市内の観光施設「ハウステンボス」へのカジノ誘致計画に、幅広い市民とともに反対の声をあげていくことを確認しました。
 長崎県では、中村法道知事が4日の県議会でハウステンボスカジノの誘致に乗り出す考えを正式表明。同日付で知事を会長、朝長則男佐世保市長を副会長とする誘致のための「推進協議会」を設置するなど官民一体のカジノ誘致運動がが強まっています。
 こうした中、環境アセスメント環境悪化や青少年への悪影響などを心配する市民の声に答えようと「考える会」を結成したもの。
 会結成に先立ち、日本共産党長崎県北部地区委員会主催で「カジノ問題学習会」を開催し、50人が参加しました。
 講師の竹腰将弘「しんぶん赤旗」社会部記者は、世界の賭博機の60%が日本に集中していることなど、「賭博が禁止されている日本がギャンブル大国」になっている実態を、詳しく報告。ギャンブル依存症の問題の重大さなどを紹介し、「カジノ誘致をやめさせるために頑張ろう」と呼びかけました。