「しんぶん赤旗」2014/02/28
憲法そもそも弁護士が解説
長崎市で学習会
 長崎市の憲法学習会実行委員会は24日、自民党改憲草案に危機感を持つ若手弁護士でつくる「明日の自由を守る若手弁護士の会」の諸隈美波さん(北九州第一法律事務所)と八木大和さん(福岡第一法律事務所)両氏を招き、集団的自衛権や秘密保護法をテーマとした憲法学習会を同市で開きました。

 約35人が参加。両氏は「憲法とは、暴走しないように権力者を縛るルール」と憲法そもそもの意味を解説。諸隈氏が「9条を生かした外交を」、八木氏が「国会議員に憲法学習を義務化してほしい」とそれぞれ提案しました。

 諸隈氏は、集団的自衛権行使について「武力による攻撃は相手の武力を誘発する」とのべ、9条によって平和主義を貫くべきだと強調しました。

 八木氏は「『秘密保護法』や『国家安全保障基本法』は、集団的自衛権という大きなパズルを組み立てるピースの一つ」と指摘。秘密保護法を「情報が意図的に隠され、政治の権利にもかかわる危ない法律」と話しました。