「しんぶん赤旗」2014/02/23
福島の実態告発
原発ゼロ連絡会長崎市内で総会
 原発ゼロをめざす長崎連絡会は21日、3回目となる総会を長崎市で開きました。

 約50人が参加。代表委員の一人である塩塚二朗さんは「福島の事実・実態を風化させてはならない」と開会あいさつしました。

 ふくしま復興共同センター代表委員の斎藤富春(よしはる)さん(福島県労連議長)が「3年目を迎える福島原発事故の実態と教訓」と題して講演。福島で14万人近くが避難を強いられており、「生存権」や「居住権」などさまざまな権利侵害が行われていると告発しました。原発事故関連の仕事で働く労働者の過酷な労働条件と労働基準法違反の実態を話しました。福島を中心に取り組んでいる「原発即時ゼロ100万人署名」運動(3月末まで)を呼びかけました。

 総会では、大村市や長崎市の運動の取り組みが紹介され、長崎市の原発ゼロ行動「あじさい行動」の継続や若い人の運動への呼びかけを強化するなどの方針を決めました。