「しんぶん赤旗」2013/12/27
危険な実験施設は中止に
「市民の会」が市に要望書
 労組・民主団体でつくる、くらしと地域を考える長崎市民の会(吉田省三代表委員)は24日、医療や雇用、教育など10分野97項目の2014年度政策要望書を長崎市に提出しました。

 危険度の高い病原体を扱う研究実験施設をつくる長崎大学の計画について吉田氏は「人為的に南米やアメリカにしか存在しないエボラ出血熱ウイルスなどの病原体を持ってくること自体が危険。中止すべきだ」と話しました。

 雇用では「労働者の賃上げ、非正規雇用をなくすべきだ」と指摘。教育では、学校図書館司書の充実やいじめ・体罰問題の原因究明・改善を求めました。被爆地域拡大是正の問題では、被爆又Nに向けて被爆の実相を明らかにするよう求めました。

 応対した企画財政部の山口伸一総合企画室長は来年2月までの回答を約束しました。