「しんぶん赤旗」2013/12/04
諫早湾開門へ運動広げよう
原告・弁護団が緊急集会
 福岡高裁確定判決(2010年12月)の命じた諫早湾干拓事業潮受け堤防排水門(長崎県諫早市)の開門を完全履行させようと「よみがえれ!有明訴訟」原告・弁護団は2日、緊急集会を長崎市で開きました。

 堀良一弁護団事務局長は「長崎地裁の開門差し止め仮処分決定で福岡高裁確定判決は覆らない」と強調。短期開門調査による漁場環境好転の事例を紹介した上で、開門実現へ世論と運動を広げようと呼びかけました。

 小長井漁協(諫早市)の松永秀則さん(60)は「堤防閉め切り後、主力漁業のタイラギ(二枚貝)が消えた。被害の原因を国に追及したい」と話しました。

 国が開門義務を履行しなかった場合、21日午前10時から海上抗議デモ、午後2時から諫早市で抗議集会を開き、国に制裁金を課す間接強制を24日にも佐賀地裁に行う予定です。

 日本共産党の堀江ひとみ県議も参加しました。