「しんぶん赤旗」2013/11/22
"戦前に戻すのか"
被爆者5団体が声明
 長崎市の被爆者5団体は19日、秘密保護法案に反対する声明を連名で発表しました。

 声明は、国政調査権の制限や行政を監視する市民運動ができなくなるなど、秘密保護法案の危険性を指摘し、「『国民の知る権利』のなかった戦前の日本に戻るのか」と強調。集団的自衛権の行使を認める拡大解釈に強く抗議するとともに、原発輸出についても中止を要請しています。

 長崎原爆被災者協議会の山田拓民事務局長(82)は「被爆者は戦争のできる体制づくりには敏感で、言論の自由のない時代を知っているからだ。慌ててつくろうとしているのは、今にも戦争をやろうという意思表示ではないか。とんでもないことだ」と話しています。