「しんぶん赤旗」2013/11/03
党への情報隠し県に抗議
諫早干拓事業 党県委と堀江県議
 長崎県が日本共産党の堀江ひとみ県議だけに諫早湾干拓事業をめぐる情報を意図的に隠す不公平な議会対応をしていた問題で日本共産党県委員会は1日、池松誠二県総務部長に抗議しました。

 県の共産党外しは、諫早湾干拓事業潮受け堤防排水門の開門準備工事発表に対し、中村法道知事らが10月25日に送付した抗議文が同日中に、堀江県議以外の全県議に電話連絡の上、報告されていましたが、堀江県議には29日夕方まで知らされなかったことで発覚しました。県諫早湾干拓課職員は「情報提供」「根回し」だったとして、少なくとも2年間は同様の対応をしていたことを認めています。

 堀江県議は「報告する・しないを会派で差別する実態がある。公正な対応をすべきだ」と抗議。池松部長は「情報の秘匿ではなく、いずれは公開されるもの。情報が早いか遅いかの違い」とのべました。

 山下満昭県委員長は「情報の質の問題ではない。差別的扱いの事実がある。県政の体質の問題」と批判。差別した理由と2年間も問題が放置された原因調査を要求しました。池松部長は調査し・回答を約束しました。