「しんぶん赤旗」2013/10/27
核兵器なくそう
長崎市民3000人行進
 長崎市の「世界平和祈念行事実行委員会」(実行委員長=田上富久市長)は26日、国連軍縮週間(24日〜30日)に呼応して「市民大行進」を行い、幼稚園児から高齢の被爆者まで約3000人が歩きました。

 松山町の平和公園・平和祈念像前から原爆落下中心地まで歩く行進は、原爆犠牲者の追悼と世界平和を訴えるため、毎年行われているものです。「へいわだよ てをつないだよ わになろう」などのゼッケンを付けて、吹奏楽の演奏とともに一歩を踏み出しました。

 集会で田上市長は「被爆地・長崎は平和を発信していく必要があり、みなさんの声が政治を動かしている」として、11月2日〜4日にかけて市主催で開く「第5回核兵器廃絶―地球市民集会ナガサキ」への参加を呼びかけました。

 行進後、長崎原爆投下時刻の11時2分に原爆犠牲者追悼碑の前で黙とう。中学生代表が「平和学習を通じて、被爆者の平和への願いを一歩一歩実現したい」と宣言文を読み上げました。

 参加した長崎市在住の男性(33)は「平和を願う気持ちは、みんな同じです。核兵器なくせの気持ちで歩きました」と話しました。