「しんぶん赤旗」2013/10/04
被爆地域是正拡大
長崎市に「会」早期実現要望
 長崎被爆地域拡大協議会(峰松巳会長)は1日、長崎市役所を訪れ、被爆地域是正拡大の早期実現へ要望書を提出しました。

 山本誠一事務局長は、被爆者の平均年齢が78歳と高齢化する中で、長崎原爆の爆心地から12キロ圏内で被爆しながら被爆者と認められない「被爆体験者」が数多くいるとして解決の緊急性を強調。市が被爆地域拡大に向けて設置する「原子爆弾放射線影響研究所」について、@1年以内に結論を出すA専門員に長崎の「黒い雨」問題を調査している本田孝也医師(県保険医協会会長)を選任する―の2点を要望するとともに、@放射能影響研究所(放影研)に再度内部被ばくの人体影響の全面解析を要請A証人がいなくても証言の客観的事実に基づき被爆者手帳申請を認定B被爆体験者支援事業の改善―を求めました。

 応対した市側は「田上富久市長には必ず伝える」と話しました。