「しんぶん赤旗」2013/09/24
生活保護費 42人が不服審査請求
「人間らしいくらし」求め
 長崎県生活と健康を守る会連合会と県民医連は20日、生活保護利用者42人の生活保護費削減取り消しを求める不服審査請求を中村法道知事あてに提出しました。福祉事務所経由で提出済みの大村市10人を合わせると、52人となりました。

 民医連の山崎倉俊さんは「クーラーがあっても電源を入れないで、熱中症で倒れた人もいる」とのべ、「実態に合わない物価水準で生活保護を切り下げることは不当。様々な社会保障切り捨ての出発点となる」と語りました。

 「風呂は水のシャワーを浴びる生活」「中学1年生の娘の学校の必要品が買えない」などと窮状を訴える発言があり、佐世保市の女性(69)は「憲法では、健康で文化的な生活とされているが、実態はそれとは程遠い」と話しました。

 日本共産党の内田隆英前長崎市議が同席しました。