「しんぶん赤旗」2013/09/21
諫早 開門反対行動に自公民県議参加
公費使用に抗議
 国営諫早湾干拓事業(長崎県諫早市)の潮受け堤防排水門開門に反対する行動に県議会の農水経済委員会の自公民の7県議が公費で参加した問題で、日本共産党の堀江ひとみ長崎県議と山下満昭県委員長は20日、渡辺敏勝県議会議長に抗議の申し入れをしました。

 7県議は「地元の意見聴取」を名目に「県内現地視察」行動として、議長の許可を受け、約4万円のジャンボタクシーで長崎市と諫早市を往復。同様の行動は6月にも行われており、堀江県議は「税金を使っての抗議行動は疑問」と批判していました。

 堀江県議は「ハチマキを締め、拳を固めての反対行動であるのは明らか。今後も可能性が予想される」として見直しを求めました。山下氏も「県議会の透明性に逆行する行動で、批判が県民からもある」と指摘。渡辺氏は「地元の意見を聞くということで許可した。視察と反対行動参加は別として、注意したい」と回答しました。