「しんぶん赤旗」2013/09/13
諫早干拓
「開門反対」に公費参加
自公民7県議 堀江県議が批判
 国営諫早湾干拓事業(長崎県諫早市)潮受け堤防排水門の開門に向けた国の準備工事に対する9日の「開門反対行動」に、県議会農水経済委員会所属の自公民7議員が「県内現地視察」の名目で公費で反対行動に参加していたことが分かりました。日本共産党の堀江ひとみ県議が11日に長崎市で開いた県政・市政懇談会で報告しました。

 国は福岡高裁確定判決で12月20日までの開門が義務づけられており、開門時の防災対策上準備工事が必要とされます。9日は国が着工の予定でしたが、約300人の「開門反対行動」の前に着工が見送られました。

 7県議の「県内現地視察」行動は、「地元の意見聴取」を目的にあげ、議長が許可していました。

 堀江県議は「実態はハチマキを締めて拳を振り上げる抗議行動に他ならない」と強調。税金を使って約4万円もするジャンボタクシーで長崎市から往復しました。同様の行動は、6月にも行われていたことを指摘しました。

 堀江県議は「税金を使っての抗議行動は疑問」として、20日に渡辺敏勝議長に抗議申し入れします。